●飛鳥寺・岡寺の次は、石舞台古墳にも立ち寄っていこう
うわ、ここはすごい人だな
幹線道路沿い+駐車場があるスポットはこうなってしまうんだな・・・。
まあ、仕方ない。近場の駐輪場にBROMPTONを置いて、中に入ろう。
その3・明日香村探訪・石舞台&珍スポ篇
●入場料を払って公園内に入る(250円也)
石舞台古墳は春のライトアップ期間中。僕はライトアップはまだ見た事がない。
村内に宿をとれていたら、夜に来たいところだった。
蘇我馬子(ソガノウマコ)の墓だったとも伝わる。
こんな巨石を人力で運んだり、持ち上げて重ねなければならなかったとしたら、えらいこっちゃ。
ピラミッドみたいに緩やかなスロープ造ってやっていたとしても、事故続出の超重労働だろう。
僕向きではない・・・
墳墓内は何回か見ているから、今日はいいや。
先に進もう。
●古墳周りの桜も満開
本当に、最高タイミングの旅ポタになっている~
やわらかな風に吹かれつつ、長閑な飛鳥路を進む。
●この先、一層、長閑な田園地帯
多少のアップダウンも苦にならないほど、大好きなのんびり空間。
道端にある案内板で、この先の経路を眺めてみると・・・
●あっ!
『マラ石』?
そんなものがあったんだな。これは、一応、立ち寄ってみよう。
●そして、美しい桜の木・・・
その美しい枝の下に・・・
●ぶっ
見た瞬間、地面から突き出している不自然な角度に噴き出してしまう
あちこちで珍岩を見ているけれど、この角度は珍しいんじゃないかしら?
●解説板曰く・・・
もともと『真すぐ立っていた』なら、そのままでもいいじゃんね
ってか、フグリ山ってどこだ?地図には載ってないけど
●マラ石をよく見ると、先端に割れ目まである
スゲーよく出来てる。
いつの時代、誰が、どんな顔して、どんなノリで作ったんだろう
●明日香村・・・ただの農村ではない(*v.v)。。
そして、飛鳥川沿いの道をさらにさかのぼると、川に『しめ縄』が渡されている場所に着く。
●男綱
10年ほど前、初めて明日香村に来た時にも偶然ここに立ち寄っている。
その時は、『川にしめ縄を渡す風習のあるステキな集落なのであろう』と単純に思っていたのだが、
しばらく後で改めて調べると、これはしめ縄ではなく『男綱』と呼ばれるもので、別に『女綱』もあるのだという。
●10年前に『しめ縄』と思っていたものをよく見ると・・・
あっ
ただのしめ縄じゃなくて、藁束を縛って上手に造形した『おたから』じゃないか。
●これと対になる『女綱』はここから2~3kmほど上流に位置する隣の集落にあるという
つくづく面白い村だ
緩やかな坂道をのんびりとのぼり続けると・・・
●あった
男綱と同じように、狭い川の流れの直上に何か物体がぶら下がる様に、綱が張られている。
●女綱
こちらも、藁玉の真ん中あたりを横繩でしばって上手に表現した『おたから』がぶら下がってる
男綱・女綱は隣り合う集落によって古くからおこなわれている行事で、『カンジョ掛神事』というらしい。
毎年正月11日、子孫繁栄と五穀豊穣および、悪疫がこの川や沿道を通って遡るのを押しとどめ、
住民を守護する為の神事なのだそうだ。
その時、目の前にある福岩(陰物岩)の上に小さな祭壇をこしらえて、法要を行い、綱をかけるようだ。
面白い事に、神事なのに、女綱側の集落は僧侶が仏式で行い、男側の集落は神式で行われるという。
なかなか楽しませてもらった
ここからは一気に坂を下って、明日香村の出口の方に向かうぞ
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