●2020年元旦
僕はほとんど死んだようにお正月休みを送っていた。
28日から冬休みに入って既に5日。
本当なら岩手の実家にとっくに帰っていて
親孝行したり、弟家族の甥っ子姪っ子と遊んでお年玉あげたりしているハズだったのだが。。。
10月末からの圧倒的な残業量、ほぼ休みなく働き続け、肉体も精神も相当やられていたらしい。
なにしろ、正月休みの前日まで、連休が9日もある事にすら気づく余裕もなかったもんな。
●ダメだ、動けない。
ベッドから出られない。
かと言って、今年のポタ旅の計画も立てられない。
何をする気力も起きないし、何か考えようとすると頭痛が襲い掛かってくる。
これはよくない兆候だ。
気が付くと、目の前に靄のかかった下り道があらわれていて、
その道の先の方を眺めてみると、
額に「鬱」とか「パニック」とか書かれたアリジゴクみたいなのが口を開けている。
きっと、マヌケな通行者を待ち構えているにちがいない
●バーカ。誰がお前たちの方へなど行くものかよ
なめんな。
こんな分かれ道、今まで何度通ってきたことか。
お前たちにかじられることほどムダな時間は無い!!
あらためて目の前を見ると、きれいに舗装された下り道の向こうに、細い上り道があるのに気付く。
それは砂利の道で、とこどろころヤブが生い茂ったりしていて進むのは億劫そうだが、
ケダモノどもが待ち受けている地獄から遠ざかっていける道だ。
「そうさ。いつものことだ」
いささか頼りなくとも、連中のもとへ向かわない道は必ずあるのだ。
「チッ・・・しゃあない、のぼるか」
のそのそとベッドから出てキッチンへ向かい、冷蔵庫を開けて・・・
●チオビタ
ゴキュゴキュゴキュッ><。
・・・我ながらいじらしい。
さあ、のぼると決めたらいくぜ!
BROMPTONくんとともに、新春ポタ旅へ!!
【三河国・遠江国】
28日から冬休みに入って既に5日。
本当なら岩手の実家にとっくに帰っていて
親孝行したり、弟家族の甥っ子姪っ子と遊んでお年玉あげたりしているハズだったのだが。。。
10月末からの圧倒的な残業量、ほぼ休みなく働き続け、肉体も精神も相当やられていたらしい。
なにしろ、正月休みの前日まで、連休が9日もある事にすら気づく余裕もなかったもんな。
●ダメだ、動けない。
ベッドから出られない。
かと言って、今年のポタ旅の計画も立てられない。
何をする気力も起きないし、何か考えようとすると頭痛が襲い掛かってくる。
これはよくない兆候だ。
気が付くと、目の前に靄のかかった下り道があらわれていて、
その道の先の方を眺めてみると、
額に「鬱」とか「パニック」とか書かれたアリジゴクみたいなのが口を開けている。
きっと、マヌケな通行者を待ち構えているにちがいない
●バーカ。誰がお前たちの方へなど行くものかよ
なめんな。
こんな分かれ道、今まで何度通ってきたことか。
お前たちにかじられることほどムダな時間は無い!!
あらためて目の前を見ると、きれいに舗装された下り道の向こうに、細い上り道があるのに気付く。
それは砂利の道で、とこどろころヤブが生い茂ったりしていて進むのは億劫そうだが、
ケダモノどもが待ち受けている地獄から遠ざかっていける道だ。
「そうさ。いつものことだ」
いささか頼りなくとも、連中のもとへ向かわない道は必ずあるのだ。
「チッ・・・しゃあない、のぼるか」
のそのそとベッドから出てキッチンへ向かい、冷蔵庫を開けて・・・
●チオビタ
ゴキュゴキュゴキュッ><。
・・・我ながらいじらしい。
さあ、のぼると決めたらいくぜ!
BROMPTONくんとともに、新春ポタ旅へ!!
【三河国・遠江国】
近所だけど、
それなりに
旅気分を味わうポタ
旅気分を味わうポタ
2020.01.02~03
(その1)
●しかし、一体どこに行こう?
いちおう、明日(1月2日)から5日まで、休みは残り4日あるが、
無計画にドタバタと3泊4日の旅に出たりするのは、さすがに時間もカネも勿体ない。
もう少し家でぼーっと休みたい気持ちもあるし、ここは1泊2日に収めるのが妥当だろう。
手早く2つに絞った候補地は「しまなみ海道」と「渥美半島~浜名湖」、
最終的に「のんびり旅できそうな」後者に決定した。
●渥美半島~浜名湖
ここは、東北~関東で暮らしていた頃は全く意識してなかったエリア。
今、名古屋で10年ほど暮らして思うに、こkは房総半島~霞ヶ浦エリアを1/4にした様な場所だ。
房総半島同様に太平洋に面した温暖な渥美半島、規模は房総半島の約1/4。
霞ヶ浦同様に基本的に平坦地に囲まれた浜名湖も、規模は霞ヶ浦のだいたい1/4。
房総半島~霞ヶ浦をBROMPTONでぐるっと回るには、僕の脚なら5日はほしいところだが、
渥美半島~浜名湖ならば1泊2日あればだいたい十分、景色もバリエーション豊かで面白いハズ
●大名古屋発の旅コースは、こうだ!
まずは名古屋都心部の自宅から名鉄電車で知多半島の河和まで移動。
河和港から三河湾を縦断する高速船に乗って渥美半島の伊良湖岬に上陸!
そこから先、豊橋市までBROMPTONで渥美半島を走破して、晩ごはんを食べて投宿zzz
翌日はJRで浜名湖至近の舞阪駅まで移動し、反時計回りで浜名湖を進む。
途中、舘山寺温泉(カンザンジオンセン)で名物のうなぎを頂いた後、舞阪駅まで走り切って電車で帰る!
海と湖を満喫するコースといえよう。
●これなら、住み慣れた大名古屋の近場でも旅気分出るんじゃない?
仮に旅気分に至らなかったとしても、元気スイッチ入れる程度の気分転換にはなることだろう。
●2020年1月2日 8:40
自宅から名古屋駅までは折り畳み状態のBROMPTONくんと共にTAXIで移動(600円)。
駅前の百貨店の初売客の前でBROMPTONくん折り畳むのもアレだな…と思ってそうしたのだが、
近鉄百貨店も名鉄百貨店も高島屋もスカスカで、単なる無駄遣いに終わる
●名鉄名古屋駅地下ホーム
ここはいつも通り、なかなかの混雑っぷり。
知多半島の河和駅までは、名鉄名古屋駅から急行や特急が出ていて乗り換えナシで行ける。
今日は8:56発の急行に乗る事にした。
●52分後、河和駅に到着
運賃は950円。
名古屋~河和までの車窓の景色は都会や住宅地が大半でそれほど楽しいものでもない。
ただ、河和駅は終点駅でありグッスリ寝て移動しても問題ないのはありがたい。
ちなみに、駅の近くに40代半ば以上の人なら記憶にあるであろう戸塚ヨットスクールがある。
さて、高速船に乗る為には、駅から300mのところにある河和港に行かなければならない。
BROMPTONくんでの自走は勿論、歩きでも問題ないキョリなのだが・・・
●せっかくなので「送迎バス」を使ってみよう
このバスの運賃は無料!
輪行袋から出したり入れたりするのもちょっとメンドいしね、横着してもよかろう。
●この先の三河湾の船舶ルートはご覧のとおりだ
僕は河和から出航、日間賀島、篠島に立ち寄って伊良湖にわたる高速船を使う。
航行キョリがそこそこ長く、「船旅」の雰囲気を味わえよう
ちなみに伊良湖に行ける高速船は、現在、師崎港に乗り入れておらず、注意が必要だ。
●電車と船の乗り継ぎ時間は、あまり余裕がない
港に着いたら、すぐにチケット売り場で伊良湖行き高速船のチケットを購入(2,340円)。
船上でつまむチップスターも購入して、すぐに高速船のりばへ!
この高速船、バイクは勿論、本来は自転車を運ぶ事も出来ないのだが・・・
●折り畳んだBROMPTONなら問題なし!
狭い船内にも難なく乗り込む事が出来る
(同じ折り畳み自転車でも、DAHONとかだとちょっと厳しいかも知れない)
ここから先は55分の船旅~♪
船旅は3か月半前(2019年9月後半)のロマン探求ポタ2019(*v.v)のジブラルタル海峡横断以来。
ジブラルタル横断にかかった時間は(超高速のジェットフォイルで)1時間。
あの時は、到着直前に国際ローミングが使えない事に気づいてパニックになったが、
1時間の船旅そのものは、のんびりくつろぎながら旅情を味わうのにちょうどよかった(*v.v)。。
伊良湖までのこの船も、ちょっとしたポタ旅を演出するのにはちょうどいい乗船時間に思う。
この船は途中で、わりと賑やかな日間賀島(ヒマカジマ)と・・・
ひっそり静かな篠島(シノジマ)に寄港する。
僕は名古屋に引越してきて間もない頃、どちらの島にもポタしに出かけている。
「日帰りながらも『旅感』を味わいたいという人」には、どちらの島もおススメだ。
●篠島の港を出航すると、渥美半島の風車が見えてきた
『ん?ずいぶん勢いよく風車が回っているな』と思っているうちに・・・
●なんか、急に波が高くなってきた
伊良湖岬は伊勢湾の出口。
しかも、今日は強風という事で、外洋が近づくにつれて、波は内海の数倍まで高くなるようだ
船は2~3mも上がったり下がったりを繰り返しながら波を乗り越え続けて・・・
●やがて、伊良湖岬の港に入港!
防波堤に囲まれた港の中に入ると急に船は揺れなくなり、やがて穏やかに接岸。
7~8人ほどしかいなくなっていた乗客たちと共に、僕も伊良湖岬の港に降り立つ!
●伊良湖岬初訪問
高速船は、びっくりするほどスグに出発して、河和のほうへと戻っていった
ううむ、これで豊橋方面に自走するしかなくなってしまったな!
●しゃあない、走るよ。走りますよ!
伊良湖からはしばらく太平洋岸に沿って静岡県方面へ東進する事になる。
強風なのは船の上で判っていて『向かい風だったらどうしよう?』と思っていたが、
ラッキーな事に追い風の模様!
●目の前に開けた太平洋に、心洗われる(*v.v)。。
やっぱ、外海眺めながら走るとテンションが上がってくるな
今日は、かなり気持ちよく走れそうな予感。
そして、「とよはしのまち」に着いた後の美味しい晩ごはんも楽しみだし、
しばらくぶりの心地よい疲労とともに、宿でぐっすり眠るのも楽しみ
このミニ旅、出だしはなかなかいい感じだぞ!
手応えを感じた僕は、鼻歌を歌いながら東進を続ける~♪
(つづく)
<ヒマつぶしにはなったよ!と思われたら、ぜひ、ポチお願いします!>
コメント